共同研究のご紹介
CAINESでは、コンソーシアム会員企業と、地方自治体等とも協力し、積極的に産官学の共同研究プロジェクトを行う、または橋渡ししていきたいと考えています。コンソーシアムは、シーズとニーズが出会う格好の場です。共同研究等に参画希望の場合は、CAINES事務局まで直接ご連絡ください。共同研究の枠組み等についてご検討させていただきます。
CAINESコンソーシアム会員になることは共同研究の条件ではありませんが、コンソーシアムに参加し、各地のニーズや各団体のシーズを知っておくことがスムーズな連携に結び付きます。
協業事例紹介
養殖場における自動給餌機のための自動補給船ーロボット漁船ーの研究開発
2021年11月~2022年3月
- 大阪府立大学
- 国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)
養殖場では自動給餌機の導入が進んでいます。自動給餌機は人が餌やりをする必要はありません。しかし、給餌機への餌補給は漁業者が行い、重労働です。本研究は革新的なロボット漁船を実現し、給餌の完全自動化を目指し、漁業従事者の労働軽減を実現します。JST SBIRプログラムプレスリリース大阪府立大学海事流体力学研究室

水産DXによる魚介の販路拡大の取組
2021年11月~
- 大阪府立大学
- 株式会社 東京久栄
水産業の様々なものをDX(Digital transformation)することによって水産業の発展に尽くす取り組みです。今後CAINESコンソーシアムのメンバーである企業や公的団体と協力して事業化を目指していきます。
「戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)」
四胴型自動航行船の研究開発と、AIによる水質予報技術の確立@北海道火散布、石川県七尾湾
2020年8月~
- 日本海工株式会社
- 大阪府立大学
- 国立研究開発法人 国立環境研究所
- 株式会社 東京久栄
- アドバイザー:CAINESコンソーシアムメンバー
CAINES研究員とCAINESコンソーシアムのメンバーとで取り組んでいるプロジェクトです。詳細はこちらをご覧ください。大阪府立大学プレスリリースより

スマート養殖講習会@和歌山県
2019年11月, 2021年11月
- CAINESコンソーシアムメンバー
- 和歌山県資源管理課
CAINESコンソーシアムのメンバーでもある和歌山県農林水産部水産局資源管理課主催によるスマート養殖講習会を養殖事業者様に向けて開催しました。CAINESのコンソーシアムメンバーがそれぞれに持つシーズを現場におられる方々に向けてご紹介しました。

漁業IoT向けスマートブイの今後に向けた研究
2019年6月~2021年3月
- KDDI総合研究所
- 大阪府立大学
本研究センターが研究開発を進めてきた四胴ロボット船とKDDI総合研究所が開発を手掛けてきた漁業IoT向けスマートブイの今後に向けた研究を進めています。
また水上ドローン船の共同開発も手掛けております。ここをクリック(KDDI総合研究所プレスリリース)。

総務省SCOPEプロジェクト
2018年1月~2019年3月
- 石川県水産総合センター
- 国立環境研究所
- 大阪府立大学
- 総務省
総務省SCOPEプロジェクトの一環で行われてきました。四胴ロボット船を用いた自動航行、自動水質計測を達成するプロジェクトです。また、海洋物理モデルを用いた養殖場の高解像度数値シミュレーションも行ってきました。

養殖場のためのロボセンの研究開発
2015年4月~
- 日本海工
- フラクタリー
- 大阪府立大学
養殖場等で使うために自動航行船が開発されています。「ロボセン」と命名され、これまでにない多くの機能が備わった全く新しい船です。

北海道浜中町火散沼ウニ養殖場の塩分研究
- 散布漁協
- 北海道浜中町
- 国立環境研究所
- 大阪府立大学
北海道浜中町火散布沼でウニの養殖が行われています。今では日本で有数の知名度を誇るここのウニですが、養殖場では時に大雨で急変する塩分で困っています。海洋物理モデルによるシミュレーションにより養殖場の水質について研究しています。
現在は2020年8月から実施されている戦略的基盤技術高度化支援事業(詳しくはこちらへ)の一環として行われています。

魚介類養殖における労働軽減に関する研究
- 石川県水産総合センター
- 中国塗料
養殖業を営む方々の労働軽減を目的として、塗料メーカーである中国塗料様の持つシーズを利用するプロジェクトです。