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CAINES (Center for Aquaculture Initiatives)
養殖場高度化推進研究センター設立趣意

 
 御存知のように、農業や畜産業や酪農業では従来の機械技術に加え、IoT技術やICT技術が組み合わせられ、それらの技術普及が進みつつあります。そして、これは第1次産業に従事する方々の労働軽減や若い方々の参入に一つの弾みをつけているかと思います。その一方で、水産業、特に養殖業では機械化・自動化がある程度可能であるにも関わらず普及していないのが現状ではないかと思います。
 我々の研究グループではカキの養殖場において、自動航行船による高密度かつ高頻度の水質計測を行なっています。そして、この技術に定点観測ブイ、海洋シミュレーションとを組み合わせ、養殖場内での水質情報を明らかにし漁業者の方や自治体の関係者に提供する研究プロジェクトを実施しました。これは総務省からの委託を受けた事業(SCOPE事業、2018年1月~2019年3月)となります。
 これを機会に工学・水産学を通して養殖場の未来を考える研究センターを大学内に設立し、関心のある方々に我々の進める事業を公開する場、実際の養殖場で研究開発を進めるためのノウハウを共有する場を設けます。公開方法は、年数回の会員の方々を集めたセミナーにて行います。そして、我々のプロジェクトのみならず、参加される方々からも養殖場等で手掛けるプロジェクトを宣伝頂ける場も設けます。さらに、自治体や漁業関係者や学識経験者の方々にもお声掛けし、ニーズをお話頂く機会もセミナーの中で適宜設けます。このような活動により、参加される方々が、新しい場所で別のプロジェクトを手掛ける足掛かりになれば、この研究センターを設立するものとして望外の喜びでもあります。センターは2019年4月に設立し、2022年3月までの3年間を一定の区切りとします。
 この研究センターの設立により、多くの情報が集約され、工学・水産学を通して、養殖場がこれまで以上に機械化、自動化、情報化され、漁業が今まで以上に発展することを願っています。

 大阪府立大学研究推進機構21世紀科学研究センター
養殖場高度化推進研究センター(CAINES) センター長
二瓶 泰範 
2019年4月1日 

CAINES研究員

 CAINESには現在7名の研究員が在籍しています。工学や水産学や環境学といった幅広い専門分野の研究員構成になっています。
 これまで自動航行船の養殖場への適用に関する研究や、海洋収集データからの人工知能モデルによる識別器の生成、自動航行船の運動制御、未活用海洋バイオマスを用いたエコ漁港の検討、海産バイオマス利用、漁業・魚食活性化、海洋深層水を用いた藻場修復技術開発等を行ってきました。
 また、学外からも客員研究員を迎えており、海洋物理モデルを用いた沿岸海域シミュレーションや養殖場における水質環境に関わる研究実績があります。

CAINESコンソーシアム

 養殖業は機械化、自動化、情報化を押し進めることが可能な分野です。そして、工学・水産学・環境学に通じる研究者、技術者が十分に議論を進めることにより更なる発展が望めます。CAINESでは、養殖場の機械化、自動化、情報化についての研究を行うことを目的とし、専攻を横断する立場の研究者が本研究センターに参画し、養殖場の省力化等、将来の姿について考えます。
 そして、CAINESではこの研究センターのコンソーシアムを運営し、会員企業を集め、コンソーシアム主催の非公開セミナーを開催して情報を発信していきます。コンソーシアム会員はセミナー内で自社の手掛けるシーズ等について情報発信して頂けます。 
 コンソーシアム募集フライヤーおよび入会書はこちら。フライヤー&入会書

CAINESコンソーシアム会員団体一覧(現在23団体)

現在、CAINESコンソーシアムには以下の会員の皆様が集っています。
石川県水産総合センター
(地方独立行政法人)大阪産業技術研究所
KDC関西設計(株)
(株)KDDI総合研究所
広和(株)
神鋼エンジニアリング&メンテナンス
サカイオーベックス(株)
JFEアドバンテック(株)
中国塗料(株)
(株)鶴見製作所
東京計測(株)

日本海工(株)
(株)ノマドサイエンス
北海道浜中町
日立造船(株)
広島県立総合技術研究所
(株)フラクタリー
松永特許事務所
(株)丸島アクアシステム
ヤマハ発動機(株)
和歌山県水産試験場

和歌山県農林水産部水産局
和歌山県農林水産部農林水産政策局
以上 五十音順

CAINESコンソーシアム事務局

 CAINESコンソーシアム事務局を運営します。セミナーの企画・運営、出版物の刊行、広報活動、新規会員の募集、庶務手続き、共同研究の橋渡し等を行います。